設 立 者
(故)水谷 光壮 明治大学助教授
明治大学体育会ウエイトリフティング部 設立
全日本学生 ウエイトリフティング連盟 設立
明治大学体育会 ウエイトリフティング部 初代監督
(昭和27年~昭和45年)
【 談 話 】
重量挙部今後の抱負を語る前に私が明治大学に重量挙部を創立し、学生連盟を設立した所から述べた方が
良いと思います。まず私は、その当時の世界と日本の現状を比較しましたところ 日本は、
諸外国より非常に遅れているのです、原因を追究しますと技術以外に体力の問題が出てきたのです。
(選手権大会を本学記念館に於いて開催。 一年経たずして同連盟を解消して、現在の全日本学生ウエト リフティング連盟を設立。)
しかしこの問題は早急に解決できるものでありません そこで体力体質を改善し、日本人に合った運動競技を研究
その結果、重量挙が最適であると結論し、本学に部を設立したのであります。
然らば何処が適しているかと云えば、短い腕と脚、強靭な腰等、力学的にも証明できるものであります。
設立当時は現役監督を致して居りまして、神谷君外数名でしたが法大、慶大、早大等に呼びかけ
関東学生ウエイトリフティング連盟を結成して、第1回関東学生イトリフティング連盟を設立致しました。
当時私は、世界の水準に上げる為十年計画を立て、その目的達成位の為 努力しました
その結果、僅か5年にして、学連選手2名により、世界記録を樹立して私の夢を早々に実現してこれた
これは連盟役員、選手達の一致協力の賜であります。
我が部が今日の優位を維持し得るのも勿論学校当局の絶大なる支援と部員一同の団結力及び
研究熱心の結果であると存じます。
翻って、日本重量挙界を見るにこの一つの大なる目的の為の一致団結と努力がないのではなかろうか
設立当時の団結と協力をもって念願達成の為、協会も学連も協力すべきで古い殻にとじ込まらず
古きものの良さを残し、新しきものの良さを取り入れ
必要あれば大改革を実行する勇気とおおらかさをもって最善の努力を払うべきである。