オリンピック日本代表
オリンピックの誕生
1896年に始まった近代オリンピック。その前身となったのは古代ギリシアで行われていた「オリンピア祭典競技」
いわゆる古代オリンピックです。古代オリンピックが始まったのは、紀元前9世紀ごろとされています。
現在のオリンピックは世界平和を究極の目的としたスポーツの祭典ですが、古代オリンピックはギリシアを中心にした
ヘレニズム文化圏の宗教行事でした。全能の神ゼウスをはじめ多くの神々を崇めるための、神域における体育や芸術の
競技際だったのです。オリンピックが4年に1度開かれる理由。4年に1度開催されるには幾つかの説が有ります。
最も有力なのは、古代ギリシア人が大陰暦を使っていたからという説です。現代、一般的に使われている太陽暦の8年が、
大陰暦の8年と3ケ月にほぼ等しいことから、 8年という周期は古代ギリシア人にとって重要な意味を持っていたのです。
暦を司るのは神官であり8年ごとに 祭典が開かれるようになり、後に半分の4年周期となりました。
大陰暦では49ケ月と50ケ月間隔を交互にして開催されていたようです。
オリンピックを経験して (シドニー大会)
H13年卆 菊妻 康司
ウエイトリフティングを始めて3年目、1996年の夏にアトランタオリンピック開催されました。
同じ兵庫県出身の先輩が、自分と同じ階級で出場したのをテレビで観戦したときに強く
オリンピック出場を意識したことを、今でも憶えています。2000年のシドニー大会出場を目指すために
恩師の先生が明治大学を薦めて頂きました。
軽量級から重量級まで大学レベルのトップ選手が集まり、高いレベルでの競技と練習環境が揃っているためでした。
大学に入ってからは、全日本の強化合宿にも参加するようになり、世界で戦う事の厳しさや自分自身の弱い所
ライバルに勝たなければオリンピック出場の夢も叶わないと強く感じました。自分一人の力でオリンピックに
出場できたとは思えません。明治大学へ進学させてくれた両親、指導してくれる先生や先輩、
チームメイトの支えがあった事に感謝し、その恩返しの思いを込めて「必ずオリンピックに出場する」思いで
努力をかさねました 4年間、順調に記録が伸びたわけではなく辛い時期もありました。しかし、
そんな時に支えてくれたのがチームの仲間でした。日々の生活をお互い切磋琢磨し厳しい練習に耐え、
時にはぶつかり合った事も有りましたが、信頼できるからこそ良いチームであったと今でも感じます。
今、現役学生にも更なる高いところを目指し、チーム一丸となって日々の生活と練習に取り組んで欲しいと
強く願っているところです。